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​「モンゴルについて」

​「モンゴル」について紹介します(交流会での発表や資料から)

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モンゴルの気候

モンゴルは内陸の国で、国全体はほぼ同じ気候区分に属し、ステップ気候です。 年平均降水量は東京の1/4以下であり、乾燥しています。 ただし夏は夕立のような雨が降る事も多く、郊外に出る時は雨具がある方が良いでしょう。 気温は年較差が非常に大きく、夏は40℃近くまで上がり、冬は-30℃近くまで下がります

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モンゴルについて

日本との関係:

13世紀に元朝時代に2回ほど日本を(しんりゃく)侵略した歴史があります。

それから、20世紀の初め頃、1930年代「ノモンハーン事件」と日本では記録されましたが、モンゴルでは「ハルハ戦争」と言われる世界第2次大戦の始まりとするモンゴルの東側の平原で起きた紛争でした。

そのあとは、日本との関係はほとんど無く、1972年に日本と国交自立を結びました。来年国交樹立の50周年記念年を迎えます。 

モンゴルは

1.ロシアの南・中国の北側に位置しています、面積は日本より4倍大きい(156万6500平方KM)(1,566,500km2)。人口密度は世界で第1位になります-1人に2平方KMの面積が当たります。

2.人口:324万人 日本の人口の40分の1です。(1億2630万) 

3.1年間の天気は70%晴れてます。

4.ウランバートル市は世界で1番寒い首都です。

5.人口の7割は35歳までの若者です。

6.モンゴル人のIQレベルはAustralia,Denmark,France,America,Finland,Russia,Israelなどの国より上

7.社会主義時代(1990年代までは女性1人に7.3人の子供がいたのですが、現在、

女性1人当たりの子供が1.87人になりました。

​遊牧民の生活

遊牧民はゲルという分解(ぶんかい)や組み立てが簡単に できる家に住み、季節によって、家畜の餌(えさ)と なる草がたくさん生えていて家畜にとって快 適な場所に移動する生活を送っている。つま り、家畜が小屋に閉じ込められ、与えられた 餌を食べるという方法ではなく、草原や山などに放され、天然のハーブを食べて育つとい う方法で遊牧しています。このように、モンゴルの遊牧民は21世紀に なった今もなお昔と変わらない方法で遊牧を 営んでいます。

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モンゴルが抱える社会課題

2006年6月のウランバートルのゲル地域。生活インフラは電気だけなので、石炭ストーブによる大気汚染や、地中に穴を掘った20万ものトイレが地下水汚染を引き起こし、大きな環境・社会問題となります(JICA HPより)
・人口の2/3が首都ウランバートルに集中。その4割が電気や衛生施設などインフラ整備脆弱な貧困地域に住んでいます(世界開発銀行2014年・2018年データー)
​農村部では度重なる雪害に影響で牧畜業にかかわる人々の生計に大きな影響を与えています。
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​今のモンゴル

モンゴルの首都ウランバートルは、自由経済化の波や数年に一度起こる深刻な雪害などにより、放牧を営むことのできなくなった遊牧民が大量に流入し、急速かつ無秩序な都市化が進みました。環境汚染やインフラ未整備地区の拡大などの問題が深刻化していくなか、モンゴル政府は「第三の隣国」と慕う日本の支援で対策を進めています。
急激な都市化による環境汚染や大気汚染・ごみ問題、気候変動による砂漠化も問題になっています。
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女性の雇用

1920年代から1990年代まで旧ソ連の指導のもとで社会主義国家として計画経済体制でやってきました。

国全体では畜産業と共に

重工業、軽工業が進行していましたが、1990年に民主運動が発生して旧ソ連の影響が無くなり、民主主義国として市場経済に移行しました。

この30年間主な産業は鉱業・建設業でしたが、女性は働く工場は減ってきたり、社会全体は失業率が上がりました。

その影響で、インフォーマル経済と言うのが出てきました。それは、個人事業主、家事労働、路上販売する人たちのことです。彼らの70%は女性です。

女性の多い理由は、まず:55歳から定年退職、それから収入の無い家事労働です。

さらに、2年前からのコロナ―禍の影響で24.3%収入が減ったことです。

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失業の原因・社会進出

失業原因は統計表のデーターによると:

1.定年退職年齢は女性-55歳、男性-60歳

2.大学の学生

3.子育てや家事労働の方

4.障碍者の方

その調査によると、女性の方は男性より多いです。

ただ、現在モンゴル人女性の企業家は多くて、家事や子育てをしながら、会社を経営したり、社会でリーダーシプな活躍をする情勢は多く増えています。

モンゴルがアジアトップクラスの女性活躍が進んでいる国です。

背景としては、主に2つの理由があります。

1つ目は、

モンゴルは1990年に中央アジア諸国の中で初めて計画経済から市場経済に移行したことです。計画経済とは、労働以外の資源を政府が所有して、政府が策定した計画に従って資源配分を行う経済体制で、社会主義国に見られる経済のやり方になっています。

モンゴルはもともと社会主義国であり、市場経済に移行するまでの長い間、隣国であり権力的にも大きな国であったソ連がバックにいるような中だったので、計画経済というシステムでした。

市場経済に移行したことによって、女性が高等教育を受けて社会進出するという流れになり、女性が活躍する経済システムにつながりました。モンゴルでは女性が家の外で働くことに可能にするために、保育園などのサービスが提供されているようです。

2つ目は、

モンゴルの国民性で、

『男も女も働いて食え』という考え方があるからです。

モンゴルは伝統的農業や遊牧が有名であり、

モンゴル人の中で『男の仕事は遊牧』という固定観念があるので、

男性は学歴の必要が特になくても、職につけることが出来たが、一方女性はその恩恵がありませんでした。

 

しかし女性は高等教育を受けて、学歴をつけて社会進出するということが

ある意味女性が食べていく道であったということでした。

モンゴルが経済の中で女性活躍になっている背景としてまとめると、

モンゴルの歴史的な背景(もともと社会主義の国だったことや、遊牧民族の存在など)があることや、女性は学歴をつけて社会進出するという流れになっている

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モンゴル伝統の畜産業

モンゴルは昔からやってきた産業は畜産業です。家畜から日常生活に使用するすべてを取ってくらしてきました。

モンゴル人の家畜といえば馬、ラクダ、牛、羊、ヤギという「5つの宝物」と呼んで、愛して飼育してきました。

現在も家畜の毛皮、お肉、ミルク等、捨てるもの1つも無く, 使用してます。

現在、家畜の頭数では世界一です:一人に20頭以上の家畜が当たります。

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​暮らしの中のフェルトづくり

羊に数は一番多いので羊の毛を毎年、7月初め頃にぬいて、フエルト品をス作っています。フエルトつくりは一つの家族だけの作業ではなく、集落・きんじょの皆さん全員で一緒にやる作業です。この写真はゲルのフエルトを作っている様子です。

モンゴルの手仕事

モンゴルの手仕事は、ほとんど家畜からとる原料になりますが、毛、カシミヤー、革、お肉、オイルなどでありますが、

又は、大自然の天然資源、岩塩、木材、石材などもあります。

伝統的には遊牧民のハンドメイド製品の特長とは暖かくて軽い、色あざやか、便利でシンプルなものが多かったです。

飼育する家畜は生き物なので、その動物からのすべてのものを大切に使うという精神が強いです。

食器もほとんどは木や骨で作るものでした。

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​モンゴルの女性たち

モンゴルでは乾燥と寒冷という厳しい自然環境のもとで遊牧が生業として長年続けられ、遊牧民のライフスタイルは、サステイナビリティという面から見直されています。
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モンゴルのハンドメイド

製作を依頼しているハンドメイド作家グループ

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ハンドメイド作家グループ①

マンダファミリー&アート

 

現在、観光リゾートのお土産店、中小企業家サポートショップ、国立デパート、民芸品店で商品を販売し、さらに、個人からの注文も受けています。

• 2018年以来、夫のアルタンゲと共にフェルトの手工芸品を作っています。夫のアルタンゲレルは主に製品のデザインを描き、マンダ―はフエルト加工をしています。

​詳細紹介
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ハンドメイド作家グループ②

ベルフ・バイカル自助コミュニティ

ウランバートル市、スフバートル区の住民たちを含む14人の会員式コミュニティ

ベルフ・バイガルコミュニティはの活動は5つの事業に分けて会員全員は組織的な活動を行っております。

フェルト製造グループ 5人はフエルト製品を作っている

​詳細紹介
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ハンドメイド作家グループ③

ノーソンユルトゥンツ・コミュニティ

2004年に設立。現在、26の正会員と8つの製造者メンバーがいます。製品はウランバートルの大手デパートストアー、民芸品店などで販売されており350以上のアイテムがあります。

• コミュニティの製品はモンゴルの伝統的な芸術であるフェルト品や羊の高級ウールを使用して環境に優しく、無毒で、柔らかく、暖かく、軽い、豪華な手工芸品を幅広く取り揃えています。

​詳細紹介
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